チャンピオンズC
中京競馬場ダート1800mで行われるGⅠの1戦。中京競馬場はコーナーがきつく、外を回す不利が大きい。昨年は8枠のレモンポップが逃げる形で枠の不利をはねのけましたが、当日1-6枠の馬が9勝しており内枠に入った馬に注目したい1戦。前走末脚3位以内の馬は(8-6-4-58)と上がりを使える馬にも注目したい1戦。
チャンピオンズCで注目するべき馬は
アーテルアストレア
ウィルソンテソーロ
ペプチドナイル
レモンポップ
上記4頭です。
チャンピオンズCで注目したい好走条件⑥選
- ①年齢:6歳以下
- ②前走クラス:地方重賞
- ③前走人気:5番人気以内
- ④前走着順:5着以内
- ⑤重賞最高成績:2着以内』
- ⑥同年ダート重賞成績:1勝以上
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① 年齢
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、27頭が6歳以下の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アーテルアストレア
ウィルソンテソーロ
ガイアフォース
クラウンプライド
グロリアムンディ
サンライズジパング
スレイマン
セラフィックコール
テーオードレフォン
ドゥラエレーデ
ブレイクフォース
ペイシャエス
ペプチドナイル
ミックファイア
ミトノオー
ヤマニンウルス
レモンポップ
上記17頭です。
一方、7歳以上で馬券に絡んだ馬は
2017年コパノリッキー(7歳 前走JBCスプリント競争1番人気2着)
2020年ゴールドドリーム(7歳 前走マイルチャンピオンシップ南部杯3番人気6着)
2021年アナザートゥルース(7歳 前走みやこS10番人気3着)
上記3頭。
馬券に絡んだ3頭は7歳馬かつ前走重賞(地方・中央含む)レースで3番人気以内or3着以内の馬でした。(0-1-2-8)
今年登録されている7歳以上の馬は
ハギノアレグリアス(7歳 前走シリウスS5番人気1着)
メイショウハリオ(7歳 前走JBCクラシック4番人気2着)
上記2頭。
今年登録されている7歳以上の馬はともに好走条件に該当しています。
好走条件② 前走クラス
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、19頭が前走地方重賞レースに出走した馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アーテルアストレア
ウィルソンテソーロ
スレイマン
セラフィックコール
ペプチドナイル
ミックファイア
メイショウハリオ
レモンポップ
上記8頭です。
一方、前走地方重賞レース以外に出走して馬券に絡んだ馬は
2014年ナムラビクター(前走みやこS4番人気3着 中京競馬場勝利経験あり)
2014年ローマンレジェンド(前走エルムS3番人気1着 中京競馬場勝利経験あり)
2015年ノンコノユメ(前走武蔵野S2番人気1着 中京競馬場勝利経験なし)
2016年アスカノロマン(前走みやこS2番人気14着 中京競馬場勝利経験あり)
2017年テイエムジンソク(前走みやこS2番人気1着 中京競馬場勝利経験なし)
2018年ウェスタールンド(前走武蔵野S3番人気7着 中京競馬場勝利経験なし)
2019年インティ(前走みやこS1番人気15着 中京競馬場勝利経験あり)
2021年アナザートゥルース(前走みやこS10番人気3着 中京競馬場勝利経験なし)
2022年ジュンライトボルト(前走シリウスS4番人気1着 中京競馬場勝利経験あり)
2022年ハピ(前走みやこS3番人気4着 中京競馬場勝利経験あり)
2023年ドゥラエレーデ(前走セントライト記念5番人気8着 中京競馬場勝利経験なし)
上記11頭。
馬券に絡んだ11頭中前走芝重賞を出走したドゥラエレーデを除いた10頭は、前走国内重賞3番人気以内or3着以内の馬でした。(1-4-5-43)
更に、中京競馬場ダートで勝利経験がある馬は好走率が高い。(1-1-4-14)
ドゥラエレーデは芝・ダート路線をどちらも出走していましたがダート戦は(1-1-0-0)と連対率100%でUAEダート2着の実績もありました。
今年登録されている前走地方重賞レース以外に出走した馬は
ガイアフォース(前走安田記念5番人気4着 中京競馬場勝利経験なし ダート戦(0-1-0-0))
クラウンプライド(前走コリアC2番人気1着 中京競馬場勝利経験あり)
グロリアムンディ(前走ブラジルC8番人気1着 中京競馬場勝利経験あり)
サンライズジパング(前走みやこS3番人気1着 中京競馬場勝利経験なし)
テーオードレフォン(前走エルムS10番人気3着 中京競馬場勝利経験あり)
ドゥラエレーデ(前走みやこS2番人気11着 中京競馬場勝利経験なし)
ハギノアレグリアス(前走シリウスS5番人気1着 中京競馬場勝利経験あり)
ブレイクフォース(前走ラジオ日本賞3番人気2着 中京競馬場勝利経験なし)
ペイシャエス(前走武蔵野S3番人気4着 中京競馬場勝利経験なし)
ミトノオー(前走みやこS4番人気14着 中京競馬場勝利経験なし)
ヤマニンウルス(前走プロキオンS1番人気1着 中京競馬場勝利経験なし)
上記11頭。
好走条件に該当する馬は
サンライズジパング
テーオードレフォン
ドゥラエレーデ
ハギノアレグリアス
ペイシャエス
ヤマニンウルス
上記6頭。
過去の例外馬に該当するガイアフォースは好走の可能性があります。
好走条件③ 前走人気
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が前走5番人気以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アーテルアストレア
ウィルソンテソーロ
ガイアフォース
クラウンプライド
サンライズジパング
スレイマン
セラフィックコール
ドゥラエレーデ
ハギノアレグリアス
ブレイクフォース
ペイシャエス
ペプチドナイル
ミックファイア
ミトノオー
メイショウハリオ
ヤマニンウルス
レモンポップ
上記17頭です。
一方、前走6番人気以下で馬券に絡んだ馬は
2021年アナザートゥルース(前走4角順位1番手)
上記1頭。
前走6番人気以下で出走した馬は(0-0-1-43)と厳しいデータです。
唯一馬券に絡んだアナザートゥルースは前走4角1番手で通過した馬でした。
前走海外組を除いた過去10年チャンピオンズC出走馬の前走4角順位をみると
前走4角順位5番手以内(8-6-7-59)勝率10% 連対率17.5% 複勝率26.3%
前走4角順位6-10番手(2-3-3-38)勝率4.3% 連対率10.9% 複勝率17.4%
前走4角順位11番手以下(0-1-0-24)勝率0% 連対率4% 複勝率4%
前走4角順位が上位の馬が好走している結果になっています。
前走6番人気以下かつ前走4角順位5番手以内の馬は(0-0-1-12)
今年登録されている前走6番人気以下の馬は
グロリアムンディ(前走4角順位2番手)
テーオードレフォン(前走4角順位3番手)
上記2頭。
今年登録されている上記2頭は好走条件に該当しています。
好走条件④ 前走着順
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、24頭が前走5着以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アーテルアストレア
ウィルソンテソーロ
ガイアフォース
クラウンプライド
グロリアムンディ
サンライズジパング
スレイマン
テーオードレフォン
ハギノアレグリアス
ブレイクフォース
ペイシャエス
ペプチドナイル
ミックファイア
メイショウハリオ
ヤマニンウルス
レモンポップ
上記16頭です。
一方、前走6着以下で馬券に絡んだ馬は
2016年アスカノロマン(同年フェブラリーS3着)
2018年ウェスタールンド(GⅠ初挑戦)
2019年インティ(同年フェブラリーS1着 かしわ記念2着)
2020年ゴールドドリーム(前年チャンピオンズC2着)
2020年インティ(前年チャンピオンズC3着)
2023年ドゥラエレーデ(ダートGⅠ初挑戦 芝GⅠ勝利経験あり)
上記6頭。
馬券に絡んだ6頭中4頭は同年中央・地方GⅠ好走馬or前年チャンピオンズC好走馬でした。
今年登録されている前走6着以下の馬は
セラフィックコール(前年チャンピオンズC10着 同年ダートGⅠ好走経験なし)
ドゥラエレーデ(前年チャンピオンズC3着)
ミトノオー(前年出走経験無し 同年ダートGⅠ未出走)
上記3頭。
上記3頭のうちドゥラエレーデは昨年好走実績があります。
好走条件⑤ 重賞最高着順
過去10年で馬券に絡んだ30頭全頭が中央・地方ダート重賞2着以内経験がある馬でした。
今年のレースで該当する馬は
アーテルアストレア
ウィルソンテソーロ
ガイアフォース
クラウンプライド
グロリアムンディ
サンライズジパング
スレイマン
セラフィックコール
ドゥラエレーデ
ハギノアレグリアス
ペイシャエス
ペプチドナイル
ミックファイア
ミトノオー
メイショウハリオ
ヤマニンウルス
レモンポップ
上記17頭です。
好走条件⑥ 同年ダート重賞成績
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、22頭が同年ダート重賞勝利経験のある馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アーテルアストレア
ウィルソンテソーロ
クラウンプライド
サンライズジパング
セラフィックコール
ハギノアレグリアス
ペイシャエス
ペプチドナイル
ミトノオー
ヤマニンウルス
レモンポップ
上記11頭です。
一方、同年ダート重賞勝利経験なく馬券に絡んだ馬は
2016年サウンドトゥルー(ダートGⅠ最高着順1着)
2018年ウェスタールンド(ダートGⅠ初出走)
2020年ゴールドドリーム(ダートGⅠ最高着順1着)
2020年インティ(ダートGⅠ最高着順1着)
2021年チュウワウィザード(ダートGⅠ最高着順1着)
2021年アナザートゥルース(ダートGⅠ最高着順5着)
2022年ハピ(ダートGⅠ最高着順4着)
2023年ドゥラエレーデ(ダートGⅠ初出走)
上記8頭。
馬券に絡んだ8頭中6頭はダートGⅠ5着以内経験がある馬でした。(1-2-3-25)
残り2頭はダートGⅠ初挑戦の馬でした(0-1-1-17)
今年登録されている同年ダート重賞勝利経験がない馬は
ガイアフォース(ダートGⅠ最高着順2着)
グロリアムンディ(ダートGⅠ最高着順6着)
スレイマン(ダートGⅠ初出走)
テーオードレフォン(ダートGⅠ初出走)
ドゥラエレーデ(ダートGⅠ最高着順3着)
ブレイクフォース(ダートGⅠ初出走)
ミックファイア(ダートGⅠ最高着順1着)
メイショウハリオ(ダートGⅠ最高着順1着)
上記8頭。
上記8頭のうちグロリアムンディを除く7頭が好走条件に該当しています。
出走予定馬の内、5つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は
アーテルアストレア
ウィルソンテソーロ
ペプチドナイル
ラムジェット
レモンポップ
です。
上記5頭について詳しく紹介したいと思います。
アーテルアストレア 牝5 キャリア22戦
前走レディスプレリュード3着。前走は7頭立てのレースでスタートから外へ膨れてしまい後方2番手を追走する形。徐々にポジションを上げていき直線に入って外へ出すと末脚を伸ばしていき3着。結果的に前崩れの展開になり後方から追い込んできたアーテルアストレアにとっては展開の助けもあり3着と評価しにくい内容。牝馬重賞では好走が多い馬ですが昨年同レース9着と牡馬に交じると1枚見劣りする存在。後方からの追込脚質のため展開の助けが必須の1頭。
ウィルソンテソーロ 牡5 キャリア19戦
前走JBCクラシック1着。前走はスタートやや遅れるも立て直して道中4番手を先行する形。向正面に入ると徐々に進出を開始し3-4コーナーでは先頭に立ちそのまま押し切って1着になり悲願のGⅠ馬になりました。昨年同レース2着に好走後、GⅠでも好走経験が多く安定感の高い1頭。同年JBCクラシック1着馬は過去10年(0-1-0-7)と馬券外に沈むことが多いローテは懸念点ですが、現在ダート戦線で上位の1頭。
ペプチドナイル 牡6 キャリア22戦
前走マイルチャンピオンシップ南部杯2着。前走は外枠から積極的に出していきハナを取ったレモンポップをマークし続ける形。直線に入ってからもじわじわと迫るも最後まで捉えきれず2着。今年に入り本格化し現在ダートGⅠ3戦続けて馬券内に好走している1頭。前走は2着といえど外枠から勝馬をマークし続けての2着でありゴール前では迫っていたことを考えると距離延長の今回は逆転の可能性がある1頭。
レモンポップ 牡6 キャリア17戦
前走マイルチャンピオンシップ南部杯1着。前走はスタートを決めるとハナをとり道中ペプチドナイルにマークされ続けるも先頭を譲らず逃げ切り1着。最後の直線では一旦離すもゴール前で再度迫られており今回の距離延長はマイナス。昨年は圧倒的不利と言われる8枠からハナを取り切り逃げ切り勝ちしており距離不安を指摘されていましたがはねのけた存在。国内ダートGⅠ5連勝中とダート界のトップホースの1頭。