チャレンジC
京都競馬場芝2000mで行われる重賞戦。今年は阪神競馬場が改修のため京都競馬場で行われる1戦。過去10年当日1番人気は(5-0-0-5)とピンかパーの極端なレース。3歳馬が斤量面の恩恵を受けやすく(7-0-2-11)と好走率が高いので人気でも要注目の1戦。
チャレンジCで注目するべき馬は
エピファニー
セイウンハーデス
ダノンエアズロック
ボルドグフーシュ
マキシ
上記5頭です。
チャレンジCで注目したい好走条件⑤選
- ①性別:牡・騸馬
- ②年齢:5歳以下
- ③キャリア:20戦以下
- ④前走人気:1桁人気
- ⑤OPクラス最高成績:2着以内
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① 性別
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、26頭が牡・騸馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アウスヴァール
アルピージャ
エアファンディタ
エヒト
エピファニー
セイウンハーデス
ダノンエアズロック
ディープモンスター
バビット
フォワードアゲン
ボルドグフーシュ
マイネルモーント
マキシ
ラーグルフ
ルペルカーリア
上記15頭です。
一方、牝馬で馬券に絡んだ馬は
2017年デニムアンドルビー(阪神競馬場勝利経験あり 重賞勝利経験あり)
2020年レイパパレ(阪神競馬場勝利経験あり 4連勝中重賞初挑戦)
2022年ルビーカサブランカ(阪神競馬場勝利経験あり 重賞勝利経験あり)
2023年イズジョーノキセキ(阪神競馬場勝利経験あり 重賞勝利経験あり)
上記4頭。
馬券に絡んだ4頭は全頭開催場所での勝利経験があり4頭中3頭は重賞勝利経験がある馬でした。(0-2-1-4)
唯一の例外は無敗の4連勝中で重賞初挑戦となったレイパパレでした。
今年登録されている牝馬は
コガネノソラ(京都競馬場勝利経験なし 重賞勝利経験あり)
ラヴェル(京都競馬場勝利経験なし 重賞勝利経験あり)
上記2頭。
好走条件を完全に満たしている馬はいません。
好走条件② 年齢
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、22頭が5歳以下の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
エピファニー
コガネノソラ
セイウンハーデス
ダノンエアズロック
ボルドグフーシュ
マイネルモーント
マキシ
ラーグルフ
ラヴェル
ルペルカーリア
上記10頭です。
一方、6歳以上で馬券に絡んだ馬は
2014年デウスウルト(前走大原S1着 重賞初出走)
2015年ヒストリカル(前走アイルランドT1着 重賞最高着順1着)
2015年シベリアンスパーブ(前走秋風S1着 重賞初出走)
2016年ケイティープライド(前走福島記念5着 重賞最高着順2着)
2017年デニムアンドルビー(前走アルゼンチン共和国杯8着 重賞最高着順1着)
2021年ペルシアンナイト(前走天皇賞秋7着 重賞最高着順1着)
2023年ボッケリーニ(前走京都大賞典2着 重賞最高着順1着)
2023年イズジョーノキセキ(前走エリザベス女王杯8着 重賞最高着順1着)
上記8頭。
馬券に絡んだ8頭は前走OPクラス以下1着馬(0-2-1-1)or前走重賞1桁着順かつ重賞連対経験がある馬でした。(0-2-3-8)
今年登録されている6歳以上の馬は
アウスヴァール(前走カシオペアS15着 重賞最高着順2着)
アルビージャ(前走産経賞オールカマー5着 重賞最高着順5着)
エアファンディタ(前走毎日王冠14着 重賞最高着順5着)
エヒト(前走レッドシーターフH5着 重賞最高着順1着)
ディープモンスター(前走アンドロメダS4着 重賞最高着順3着)
バビット(前走京都大賞典8着 重賞最高着順1着)
フォワードアゲン(前走アルゼンチン共和国杯10着 重賞最高着順4着)
ルペルカーリア(前走都大路S5着 重賞最高着順2着)
上記8頭。
好走条件を完全に満たしている馬は
エヒト
バビット
上記2頭。
好走条件③ キャリア
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、21頭がキャリア20戦以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アルピージャ
エピファニー
コガネノソラ
セイウンハーデス
ダノンエアズロック
ディープモンスター
バビット
ボルドグフーシュ
マイネルモーント
マキシ
ラーグルフ
ラヴェル
ルペルカーリア
上記13頭です。
一方、キャリア21戦以上で馬券に絡んだ馬は
2015年ヒストリカル(阪神競馬場勝利経験あり 重賞最高着順1着)
2015年シベリアンスパーブ(前走秋風S1着 重賞初出走)
2016年ケイティープライド(阪神競馬場勝利経験あり 重賞最高着順2着)
2017年デニムアンドルビー(阪神競馬場勝利経験あり 重賞最高着順1着)
2021年ペルシアンナイト(阪神競馬場勝利経験あり 重賞最高着順1着)
2022年ルビーカサブランカ(阪神競馬場勝利経験あり 重賞最高着順1着)
2022年エヒト(阪神競馬場勝利経験あり 重賞最高着順1着)
2023年ボッケリーニ(阪神競馬場勝利経験あり 重賞最高着順1着)
2023年イズジョーノキセキ(阪神競馬場勝利経験あり 重賞最高着順1着)
上記9頭。
馬券に絡んだ9頭中重賞初出走のシベリアンスパーブを除いた8頭は阪神競馬場での勝利経験かつ重賞連対経験がある馬でした。(0-4-4-23)
シベリアンスパーブはキャリア32戦ながら阪神競馬場・重賞ともに初出走の馬でした。
今年登録されているキャリア21戦以上の馬は
アウスヴァール(京都競馬場勝利経験なし 重賞最高着順2着)
エアファンディタ(京都競馬場勝利経験あり 重賞最高着順5着)
エヒト(京都競馬場勝利経験あり 重賞最高着順1着)
フォワードアゲン(京都競馬場勝利経験なし 重賞最高着順4着)
上記4頭。
好走条件に該当するのはエヒト1頭。
好走条件④ 前走人気
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、25頭が前走1桁人気の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アウスヴァール
アルピージャ
エピファニー
コガネノソラ
セイウンハーデス
ダノンエアズロック
ディープモンスター
ボルドグフーシュ
マイネルモーント
マキシ
ルペルカーリア
上記11頭です。
一方、前走2桁人気で馬券に絡んだ馬は
2017年ブレスジャーニー(前走菊花賞12着 重賞勝利経験あり)
2018年ステイフーリッシュ(前走菊花賞11着 重賞勝利経験あり)
2021年ペルシアンナイト(前走天皇賞秋7着 重賞勝利経験あり)
2022年ルビーカサブランカ(前走エリザベス女王杯8着 重賞勝利経験あり)
2023年イズジョーノキセキ(前走エリザベス女王杯8着 重賞勝利経験あり)
上記5頭。
馬券に絡んだ5頭は前走GⅠレース出走かつ重賞勝利経験がある馬でした。(0-1-4-13)
今年登録されている前走2桁人気の馬は
エアファンディタ(前走毎日王冠14着 重賞勝利経験なし)
エヒト(前走レッドシーターフH5着 重賞勝利経験あり)
バビット(前走京都大賞典8着 重賞勝利経験あり)
フォワードアゲン(前走アルゼンチン共和国杯10着 重賞勝利経験なし)
ラーグルフ(前走アルゼンチン共和国杯11着 重賞勝利経験あり)
ラヴェル(前走エリザベス女王杯2着 重賞勝利経験あり)
上記6頭。
好走条件に該当するのはラヴェル1頭。
過去10年前走海外レース後に出走した馬はいないためエヒトは好走の可能性があるかもしれません。
好走条件⑤ OPクラス成績
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、25頭がOPクラス連対経験がある馬でした。更に勝ち馬に関して10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アウスヴァール
エアファンディタ
エヒト
エピファニー
コガネノソラ
セイウンハーデス
ダノンエアズロック
ディープモンスター
バビット
フォワードアゲン
ボルドグフーシュ
マキシ
ラーグルフ
ラヴェル
ルペルカーリア
上記15頭です。
一方、OPクラス連対経験がなく馬券に絡んだ馬は
2014年デウスウルト(前走大原S6番人気1着)
2014年フルーキー(前走清水S1番人気1着)
2015年シベリアンスパーブ(前走秋風S8番人気1着)
2020年レイパパレ(前走大原S1番人気1着))
2020年ヒンドゥタイムズ(前走ケフェウスS1番人気4着)
上記5頭。
馬券に絡んだ5頭は前走1番人気or1着の馬でした。(1-2-2-6)
今年登録されているOPクラス連対経験がない馬は
アルビージャ(前走9番人気5着)
マイネルモーント(前走5番人気1着)
上記2頭。
好走条件に該当するのはマイネルモーント1頭。
出走予定馬の内、5つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は
エピファニー
セイウンハーデス
ダノンエアズロック
ボルドグフーシュ
マキシ
です。
上記5頭について詳しく紹介したいと思います。
エピファニー 牡5 キャリア16戦
前走中京記念2着。前走はスタートまずまずで道中9番手インを追走する形。直線に入ると末脚を伸ばしていくが勝馬にクビ差届かずの2着。斤量差があったとはいえこのときの3着馬はエルトンバローズだったことを考えると力を見せている内容。1800m功者のため距離が1F延長なのはマイナスですが、GⅠでも着順ほど大負けしておらず実力は上位の1頭。
セイウンハーデス 牡5 キャリア11戦
前走2023年七夕賞1着。前走はスタートを決めて道中3-4番手を先行する形。4角から徐々に進出していき直線に入ると末脚を伸ばしていき1着。徐々に力をつけて前走で重賞馬になった1頭ですが、怪我で長期休養明けである点はマイナス。2000m戦は(3-1-0-0)と連対率100%の安定感が高い1頭なだけに、長期休養明けで実力通りに走れるかが鍵の1頭。
ダノンエアズロック 牡3 キャリア6戦
前走毎日王冠6着。前走はスタートを決めると一旦は2番手でしたが控えて道中5-6番手を追走する形。直線に入ると反応が鈍く加速し始めたのは残り約200m時点で脚は伸ばしているが届かずの6着。加速に時間がかかるのか直線距離が長い競馬場のが良いタイプなだけに今年の京都競馬場で開催されるのはマイナス。斤量の恩恵を活かして好走できるかが鍵の1頭。
ボルドグフーシュ 牡5 キャリア12戦
前走2023年天皇賞春3着。前走はスタートをいつも通り出て道中11番手を追走。徐々にまくり始めると外々を回しながらも加速していき直線に入ってからもじわじわとは伸びているが6着。スタートは不得意で道中後方からのまくり競馬で長く脚を使えるタイプなだけに距離は長いほうが良いタイプ。今回怪我休養明けの1戦かつ距離も久しぶりの2000m戦と克服すべき課題は多いですが重賞成績(0-3-2-1)とGⅠでも好走しており力は上位の1頭。
マキシ 牡4 キャリア10戦
前走ケフェウスS2着。前走はスタート時にちゃかついて出遅れる形。道中もかかり気味なのを鞍上の川田騎手がうまくなだめつつ道中5番手を追走する形。直線に入ると末脚を伸ばしていくが勝馬には届かず2着。デビュー時より出遅れ癖がある馬で前走もなんとかポジションを取ることができたがメンタル面に課題を抱える1頭なだけに今回騎乗騎手が変更になるのはマイナス。京都競馬場は掲示板を外しておらず勝利経験のある舞台でもありC.デムーロ騎手とのコンビがうまくハマれば勝ち切る実力はある1頭。