【ターコイズS2024予想】過去傾向&好走条件から導く注目馬はドゥアイズ!
ターコイズSとは?~中山競馬場芝1600m、牝馬限定ハンデ重賞~
ターコイズSは中山競馬場芝1600mで行われる牝馬限定のハンデ重賞戦で、2015年に重賞へ格上げされて以来、毎年多くの競馬ファンが注目しています。
過去9年を見ると、牝馬特有の適性やリピーターの好走が目立ち、2017-2018年のミスパンテール、2021-2022年のミスニューヨークといった連覇達成馬が2頭存在します。
中山芝での勝利経験がある馬が7勝と、「中山巧者」が活躍する点は見逃せません。
ターコイズSで注目の3頭
本年度のターコイズSで特に注目したい3頭は下記の馬たちです。
これら3頭は、後述する好走条件をすべて満たしており、データ上から最も期待値が高い存在として浮上しています。
ターコイズSで抑えておきたい好走条件5選
以下に示す5つの条件は、重賞昇格後の過去9年において勝利馬の約8割以上が該当したポイントです。つまり、「勝ち馬の傾向」を抽出した信頼度の高い条件といえます。
好走条件一覧
- ① 年齢:5歳以下
- ② 前走着差:1着 or 1.0秒以内
- ③ 前走距離:1600m以上
- ④ 重賞成績:最高着順4着以内
- ⑤ 前走馬体重:460kg以上
これらの条件を満たす馬は、ターコイズSで好走する可能性が高まります。以下では、各条件ごとに今年出走予定馬がどの程度当てはまるのか詳細な分析を行います。
好走条件① 年齢:5歳以下が狙い目
過去9年で馬券圏内に入った27頭中、25頭が5歳以下。勝ち馬9頭は全て5歳以下でした。
今年5歳以下で登録されている馬は下記19頭。
一方、6歳以上で馬券に絡んだのはカフェブリリアント(2016年)とミスニューヨーク(2023年)の2頭のみで、いずれも同年中山重賞で好走実績がありました。
今年の6歳馬メイショウホシアイは同年中山芝重賞未出走で好走条件該当なし。
好走条件② 前走着差:1着 or 1.0秒以内
過去9年で連対馬27頭中、23頭が前走1着 or 着差1.0秒以内。勝ち馬9頭中8頭が該当しています。
今年該当馬14頭:
前走着差1.0秒超でも条件を満たす例外パターンは、前走芝1600m以上OP出走馬でした。今年該当するアドマイヤベル(前走秋華賞)、コナコースト(前走カシオペアS)、セントカメリア(前走アンドロメダS)、マスクオールウィン(前走ラピスラズリS)、マメコ(前走京阪杯)、モズゴールドバレル(前走キャピタルS)はこの条件をクリアします。
好走条件③ 前走距離:1600m以上が好相性
過去9年で馬券圏内27頭中24頭が前走1600m以上。勝ち馬9頭中8頭が該当。
今年13頭が該当:
前走1600m未満組で好走した馬はスマイルカナなど一部例外あり。今年前走1600m未満組の中で条件該当となるのは、シングザットソング、ミシシッピテソーロ、メイショウホシアイ、ワイドラトゥールの4頭。
好走条件④ 重賞成績:最高着順4着以内
過去9年で馬券圏内27頭中22頭が重賞で4着以内実績あり。勝ち馬9頭は全頭該当。
今年該当11頭:
重賞4着以内実績がない馬は前走1着が好材料となるケースあり。
今年、重賞4着以内実績なしで好走条件該当馬は、ビヨンドザヴァレー(前走1着)、メイショウホシアイ(前走3着も1600m未満からの好走条件該当)、ワイドラトゥール(前走1着)など一部例外馬も注目。
好走条件⑤ 前走馬体重:460kg以上
過去9年で馬券圏内27頭中21頭が前走馬体重460kg以上。勝ち馬9頭中8頭該当。
今年12頭該当:
460kg未満組での馬券圏内経験は重賞勝利馬が多く、今年はキタウイング、シングザットソングなどが該当。
5つの好走条件をすべてクリアした馬
今年、5条件すべてに合致する馬は下記の3頭です。
これら3頭は過去傾向から見て強く推奨できる注目馬たちです。それぞれの近走内容や特徴を見ていきましょう。
注目馬の紹介
イフェイオン 牝3(キャリア6戦)
前走クイーンS7着。ゲートで飛び跳ねて出遅れたうえ、道中で外を回して進出し、直線で接触がありながらも勝ち馬と0.3秒差。スタートやコース取りがスムーズなら巻き返し可能。
中山マイルはフェアリーSでの勝利経験がある得意条件であり、内枠からスムーズに立ち回れれば一発あり。
ドゥアイズ 牝4(キャリア13戦)
前走クイーンS4着。外枠から控えて大外を回し、他馬との接触がありながらも末脚を伸ばして4着は評価に値する内容。
相手なりに走れる安定感があり、重賞でも常に掲示板付近を確保。展開や位置取りが噛み合えば勝利まで狙える本命候補。
ミアネーロ 牝3(キャリア6戦)
前走秋華賞6着。道中で接触がありながら直線でインを突いてまずまずの伸び。中山成績は(2-1-0-1)と好相性で、コース得意性は高い。
ただし1800~2000mでの好走実績が多く、久しぶりのマイル戦に対応できるかが課題。適応できれば好走が期待できる。
本命候補:ドゥアイズ
イフェイオン、ミアネーロも有力ですが、安定感と展開対応力が光るドゥアイズを本命候補として強調したいです。
過去傾向の条件をすべてクリアし、重賞で上位争いを繰り返す実力は信頼に値します。
ターコイズS2024の本命馬として、ドゥアイズに注目してみてはいかがでしょうか。