札幌記念
札幌競馬場で行われる唯一のGⅡ。
秋のGⅠ戦線を見据えた有力馬が始動戦として参戦することも多く、例年豪華なメンバーが揃いやすい1戦。
過去10年で当日5番人気以内の馬が9勝しているが1番人気の馬は勝ちきれていない。
当日人気にも注目したい1戦です。
札幌記念で注目するべき馬は ドゥラエレーデ プログノーシス 上記2頭です。
札幌記念で注目したい好走条件⑤選
- ①年齢:6歳以下
- ②キャリア:20戦以内
- ③前走クラス:重賞レース出走馬
- ④前走人気:4番人気以内の馬
- ⑤重賞勝利経験:重賞勝利馬
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① 年齢
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、27頭が6歳以下の馬でした。
今年のレースで該当する馬は
アウスヴァール
ジオグリフ
シャフリヤール
ステラヴェローチェ
チャックネイト
ドゥラエレーデ
トップナイフ
ノースブリッジ
プログノーシス
ホウオウアマゾン
モズゴールドバレル
上記11頭です。
一方、7歳以上で馬券に絡んだ馬は
2015年 ヒットザターゲット(前走GⅡ上がり1位)
2017年 ナリタハリケーン(前走GⅢ上がり2位)
2021年 ペルシアンナイト(前年2着)
馬券に絡んだ馬は前走重賞上がり2位以内もしくは前年好走経験のある馬でした。
今年出走予定の7歳以上の馬はボッケリーニ1頭。
ボッケリーニは前走GⅢ上がり1位と過去の好走馬の条件を満たしており好走の可能性があります。
好走条件② キャリア
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、21頭がキャリア20戦以内の馬でした。
勝馬は10頭中9頭がキャリア20戦以内の馬でした。
今年のレースで該当する馬は
ジオグリフ
シャフリヤール
ステラヴェローチェ
チャックネイト
ドゥラエレーデ
トップナイフ
ノースブリッジ
プログノーシス
上記8頭です。
一方、キャリア21戦以上で馬券に絡んだ9頭中
ナリタハリケーンを除いた8頭はGⅠorGⅡで掲示板を確保していました。
ナリタハリケーンはGⅠ・GⅡ出走経験がありませんでした。
今年キャリア21戦以上で出走予定の馬は
アウスヴァール(GⅠ未出走 GⅡ最高着順17着)
ホウオウアマゾン(GⅠ最高着順5着 GⅡ最高着順2着)
の2頭。
上記2頭のうち好走条件に該当するホウオウアマゾン、は好走の可能性があります。
過去の傾向からするとアウスヴァールは難しい1戦になりそうです。
好走条件③ 前走クラス
過去10年で馬券に絡んだ30頭全頭が前走国内もしくは海外の重賞レース出走馬でした。
更に前走海外レースに出走して着差不明のプログノーシスを除くと勝馬は前走着差1.0秒未満の馬でした。
今年のレースで出走予定している馬は全馬該当しています。
好走条件④ 前走人気
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、17頭が前走4番人気以内の馬でした。
勝馬は10頭中8頭が該当しています。
今年のレースで該当する馬は
ドゥラエレーデ
トップナイフ
プログノーシス
上記3頭です。
一方で、前走5番人気以下で勝利した馬は
2017年 サクラアンプルール
2020年 ノームコア
上記2頭です。
上記2頭はJRAのGⅠorGⅡで連対経験のある馬でした。
今年のレースで前走5番人気以下で出走予定の馬は
アウスヴァール(GⅠ未出走 GⅡ最高着順17着)
ジオグリフ(GⅠ最高着順1着 GⅡ最高着順3着)
シャフリヤール(GⅠ最高着順1着 GⅡ最高着順4着)
ステラヴェローチェ(GⅠ最高着順2着 GⅡ最高着順1着)
チャックネイト(GⅠ最高着順14着 GⅡ最高着順1着)
ノースブリッジ(GⅠ最高着順8着 GⅡ最高着順1着)
ホウオウアマゾン(GⅠ最高着順5着 GⅡ最高着順2着)
上記7頭です。
今年のレースで「JRAのGⅠorGⅡで連対経験のある馬」という条件が該当する馬は
ジオグリフ
シャフリヤール
ステラヴェローチェ
チャックネイト
ノースザブリッジ
ホウオウアマゾン
上記6頭です。
好走条件⑤ 重賞勝利経験
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、26頭が重賞馬でした。
勝馬は10頭中8頭が該当します。
今年のレースで該当する馬は
ジオグリフ
シャフリヤール
ステラヴェローチェ
チャックネイト
ドゥラエレーデ
ノースブリッジ
プログノーシス
ホウオウアマゾン
上記8頭です。
出走予定馬の内、5つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は ドゥラエレーデ、プログノーシス です。
上記2頭について詳しく紹介したいと思います。
ドゥラエレーデ 牡4 キャリア14戦
前走エルムS2着馬。
昨年の朝日セントライト記念以来の芝レース出走になります。
前走のエルムSでは道中2番手で先行し、一旦は先頭に立つも勝馬に最後かわされて惜しくも2着。
ダート・芝問わずに安定した先行力が強み。
久しぶりの芝レースに対応できるかが鍵になりそうです。
プログノーシス 牡6 キャリア14戦
前走QE2世C2着馬。
前年勝馬で連覇がかかっています。
芝2000m戦成績(5-2-1-2)掲示板を外したことはなく実績最上位の1頭。
海外休み明け初戦になりますが、鉄砲成績は(5-1-0-0)と連対率100%と不安材料が見当たらない存在です。
しかし札幌記念は過去10年1番人気が勝ちきれておらず、連覇した馬は1998年エアグルーヴ以降出ていません。
近年の不安データを打ち破れるかにも注目です。