阪神ジャンプSで好走する条件と注目馬

阪神ジャンプS

阪神競馬場改修に伴い、中京競馬場で開催される阪神ジャンプS。
例年当日1番人気の信頼度が高く、過去10年で当日1番人気は（7-2-0-1）連対率90％のレースになります。
近5年は4角4番手以内の馬で決着しており先行できる馬を軸に据えるべき1戦。
一方で、当日上位人気3頭で決着したことはなく、4番人気以下の馬が1頭は馬券に絡んでおり
人気薄の馬の選定に注意が必要になる1戦です。

阪神ジャンプSで注目するべき馬は ネビーイーム 上記1頭です。

阪神ジャンプSで注目したい好走条件⑤選

• ①年齢：8歳以下
• ②所属：栗東所属馬
• ③前走クラス：障害重賞レース
• ④前走着順：4着以内
• ⑤前走頭数：10頭以上

好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。

好走条件① 年齢

過去10年で馬券に絡んだ30頭全頭が8歳以下の馬でした。
　

今年のレースで該当する馬は
オメガリッチマン
ケンアンビシャス
コルドゥーン
サペラヴィ
ザメイダン
ネビーイーム
ファルヴォーレ
プラチナドリーム
レディステディゴー
上記９頭です。

一方、9歳以上で馬券に絡んだ馬は2010年コウエイトライまで遡ります。このときコウエイトライはジャンプ重賞勝利経験のある馬でした。
今年出走予定の9歳以上の馬は
ジャディード（ジャンプ重賞初挑戦）
メイショウハチク（ジャンプ重賞最高着順３着）
上記2頭。

過去の好走馬と比較するとジャンプ重賞成績が該当していません。

好走条件② 所属

過去10年で馬券に絡んだ30頭中、23頭が栗東所属馬でした。更に、勝馬に関しては10頭中9頭が該当していました。

今年のレースで該当する馬は
オメガリッチマン
テイエムタツマキ
ネビーイーム
ファルヴォーレ
プラチナドリーム
メイショウハチク
レディステディゴー
上記7頭。

一方で、美浦所属馬で馬券に絡んだ馬は
2014年ドリームセーリング（石神深一騎手騎乗）
2015年ミヤコデラックス（五十嵐雄祐騎手）
2019年シンキングダンサー（石神深一騎手）
2020年ケイブルグラム（箕島靖典騎手）
2021年トゥルボー（石神深一騎手）
2021年サーブルオール（五十嵐雄祐騎手）
2022年アルーフクライ（五十嵐雄祐騎手）
上記7頭。

馬券に絡んだ7頭中、石神深一騎手・五十嵐雄祐騎手が3回ずつ馬券に絡んでおり美浦所属馬に関しては両騎手が騎乗した馬に注目です。

今年出走予定の美浦所属馬は
ケンアンビシャス
コルドゥーン
サペラヴィ
ザメイダン
ジャディード
上記5頭。

好走条件③ 前走クラス

過去10年で馬券に絡んだ30頭中、18頭が前走ジャンプ重賞レースに出走していた馬でした。更に、勝馬に関しては10頭全頭が該当していました。
　

今年のレースで該当する馬は
サペラヴィ
ザメイダン
メイショウハチク
上記3頭。

一方で、前走ジャンプ重賞レース以外に出走して馬券に絡んだ馬は、2021年マーニを除くと前走障害レース出走勝つ前走5番人気以内の馬でした。

今年のレースで該当する馬は
ケンアンビシャス
テイエムタツマキ
ネビーイーム
ファルヴォーレ
レディステディゴー
上記5頭。

好走条件④ 前走着順

過去10年で馬券に絡んだ30頭中、24頭が前走4着以内の馬でした。更に勝馬に関しては10頭全頭が該当しています。
　

今年のレースで該当する馬は
ケンアンビシャス
コルドゥーン
テイエムタツマキ
ネビーイーム
メイショウハチク
上記5頭。

好走条件⑤ 前走頭数

過去10年で馬券に絡んだ30頭中、23頭が前走頭数10頭以上のレースに出走していました。更に、勝馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
　

今年のレースで該当する馬は
オメガリッチマン
サペラヴィ
ザメイダン
ジャディード
ネビーイーム
プラチナドリーム
レディステディゴー
上記7頭。

出走予定馬の内、５つの好走条件を全て満たしている馬

該当する馬は ネビーイーム です。 上記1頭について詳しく紹介したいと思います。

ネビーイーム 牡6 キャリア25戦

前走6/2京都競馬場で開催された障害3歳以上OP1着馬。
前走はスタートマズマズで道中7番手を追走する形。
徐々にポジションを上げていき、最後の障害を越え内ラチ沿いを活かして先頭に並びかけると、
最後の直線で差し切って1着。
昨年は阪神競馬場で開催された同レースで3着に好走しており、ジャンプ重賞でも力を見せています。
左回りの障害レース経験が少ないのでコース適性には疑問を残しますが、
今年のメンバーでは数少ない障害重賞好走馬の1頭です。