富士S
マイルCSへの重要ステップレースの1戦。2020年にGⅡへと昇格し更に有力馬が出走している1戦になります。現在当日1番人気が3連勝中と人気馬の信頼度が高い1戦でもあります。過去10年では距離延長組は(0-0-0-11)と馬券に絡んでおらず距離延長組は苦戦している1戦です。
富士Sで注目するべき馬は
ゴンバデカーブース
ジュンブロッサム
セリフォス
パラレルヴィジョン
レッドモンレーヴ
ロジリオン
上記6頭です。
富士Sで注目したい好走条件⑤選
- ①年齢:5歳以下
- ②キャリア:20戦以内
- ③前走クラス:重賞レース
- ④重賞最高成績:3着以内
- ⑤前走4角通過順位:6番手以下
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① 年齢
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が5歳以下の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アルナシーム
クルゼイロドスル
ゴンバデカーブース
ジェイパームス
ジュンブロッサム
セリフォス
パラレルヴィジョン
バルサムノート
ミシシッピテソーロ
レッドモンレーヴ
ロジリオン
上記11頭です。
一方、6歳以上で馬券に絡んだ馬は
2017年イスラボニータ(前年2着 同年マイル重賞勝利経験あり)
上記1頭のみ。(0-1-0-0)
イスラボニータは東京マイル戦(1-1-0-2)と馬券外になったのはGⅠのみと得意舞台でした。
今年登録されているキャリア6歳以上の馬は
エアロロノア(前年5着 同年マイル重賞勝利経験無し)
ソウルラッシュ(前年未出走 同年マイル重賞勝利経験あり)
タイムトゥヘヴン(前年8着 同年マイル重賞勝利経験無し)
バスラットレオン(前年未出走 同年マイル重賞勝利経験無し)
メイショウシンタケ(前年未出走 同年マイル重賞勝利経験無し)
上記5頭。
上記5頭のうち同年マイル重賞勝利経験があるのはソウルラッシュのみ。ソウルラッシュは昨年出走していませんが一昨年2着の好走経験があり今年の安田記念3着と実績面では問題なし。
今年好走条件を満たしているのはソウルラッシュ1頭のみ。
好走条件② キャリア
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、27頭がキャリア20戦以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アルナシーム
クルゼイロドスル
ゴンバデカーブース
ジェイパームス
ジュンブロッサム
セリフォス
ソウルラッシュ
パラレルヴィジョン
バルサムノート
ミシシッピテソーロ
レッドモンレーヴ
ロジリオン
上記12頭です。
一方、キャリア21戦以上で馬券に絡んだ馬は
2017年イスラボニータ(東京競馬場芝レース勝利経験あり)
2018年ワントゥワン(東京競馬場芝レース勝利経験あり)
2020年ケイアイノーテッック(東京競馬場芝レース勝利経験あり)
上記3頭。
キャリア21戦以上で馬券に絡んだ馬は東京競馬場芝レース勝利経験がある馬でした。(0-2-1-22)
今年登録されているキャリア21戦以上の馬は
エアロロノア(東京競馬場芝レース勝利経験無し)
タイムトゥヘヴン(東京競馬場芝レース勝利経験無し)
バスラットレオン(東京競馬場芝レース勝利経験無し)
メイショウシンタケ(東京競馬場芝レース勝利経験無し)
上記4頭。
今年登録されている4頭は好走条件を満たしていません。
好走条件③ 前走クラス
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、28頭が前走重賞レースに出走した馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アルナシーム
エアロロノア
ゴンバデカーブース
ジュンブロッサム
セリフォス
ソウルラッシュ
タイムトゥヘヴン
バスラットレオン
パラレルヴィジョン
メイショウシンタケ
レッドモンレーヴ
ロジリオン
上記12頭です。
一方、前走重賞レース以外に出走して馬券に絡んだ馬は
2014年レッドアリオン(前走西宮S1着 前走末脚1位)
2021年サトノウィザード(前走関越S1着 前走末脚1位)
上記2頭。
馬券に絡んだ2頭は前走レース1着かつ末脚1位の馬でした。(0-1-1-2)
重賞レース以外のレースから出走する馬は少なくとも前走末脚1位で勝利している必要がありそうです。
今年登録されている前走重賞レース以外に出走した馬は
クルゼイロドスル(前走関越S1着 前走末脚2位)
ジェイパームス(前走むらさき賞1着 前走末脚1位)
バルサムノート(前走朱鷺S1着 前走末脚4位以下)
ミシシッピテソーロ(前走多摩川S1着 前走末脚4位以下)
上記4頭。
上記4頭のうち好走条件を満たしているのはジェイパームス1頭のみ。
好走条件④ 重賞最高成績
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、28頭が重賞最高成績3着以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アルナシーム
エアロロノア
ゴンバデカーブース
ジュンブロッサム
セリフォス
ソウルラッシュ
タイムトゥヘヴン
バスラットレオン
パラレルヴィジョン
レッドモンレーヴ
ロジリオン
上記12頭です。
一方、重賞最高成績4着以下で馬券に絡んだ馬は
2014年シャイニープリンス
2021年サトノウィザード
上記2頭。
上記2頭は③と同様の2頭でした。
今年登録されている重賞最高成績4着以下の馬は
クルゼイロドスル(非該当)
ジェイパームス(該当)
バルサムノート(非該当)
ミシシッピテソーロ(非該当)
メイショウシンタケ(前走関屋記念10着 前走末脚4位以下)
上記5頭。
好走条件に該当するのはジェイパームス1頭のみ。
好走条件⑤ 前走4角通過順位
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、20頭が前走4角6番手以下の馬でした。
今年のレースで該当する馬は
エアロロノア
クルゼイロドスル
ゴンバデカーブース
ジェイパームス
ジュンブロッサム
セリフォス
ソウルラッシュ
タイムトゥヘヴン
パラレルヴィジョン
メイショウシンタケ
レッドモンレーヴ
ロジリオン
上記12頭です。
一方、前走4角5番手以内で馬券に絡んだ馬は
2015年サトノアラジン(重賞最高着順2着)
2015年ロゴタイプ(重賞最高着順1着)
2016年イスラボニータ(重賞最高着順1着)
2017年エアスピネル(重賞最高着順1着)
2017年クルーガー(重賞最高着順1着)
2018年ロジクライ(重賞最高着順2着)
2018年レッドアヴァンセ(重賞最高着順2着)
2019年レイエンダ(重賞最高着順1着)
2020年ラウダシオン(重賞最高着順1着)
2023年ソーヴァリアント(重賞最高着順1着)
上記10頭。
馬券に絡んだ10頭はいずれもJRA重賞で連対経験がある馬でした。(2-4-4-52)
今年登録されている前走4角5番手以内の馬は
アルナシーム(重賞最高着順1着)
バスラットレオン(重賞最高着順1着)
バルサムノート(重賞最高着順4着)
ミシシッピテソーロ(重賞最高着順5着)
上記5頭。
好走条件に該当しているのは
アルナシーム
バスラットレオン
上記2頭。
出走予定馬の内、5つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は
ゴンバデカーブース
ジュンブロッサム
セリフォス
パラレルヴィジョン
レッドモンレーヴ
ロジリオン
です。
上記6頭について詳しく紹介したいと思います。
ゴンバテカーブース 牡3 キャリア4戦
前走日本ダービー13着。前走はゲート内でチャカついておりスタートは少し出遅れる形。ポジションを取りに行き道中6番手を追走する形。徐々に後退していき直線に入ってからも反応が乏しく13着。距離が長すぎたのか前走は参考外の内容。2走前のNHKマイルでは7ヶ月ぶりのレースながらも4着と東京マイル適性の高さを見せた内容。東京マイル戦では大崩れなく春は思うようにレースができていなかったので復活に期待したい1頭。
ジュンブロッサム 牡5 キャリア18戦
前走関屋記念3着。前走はスタートいまいちで道中は後方16番手からの競馬に。逃げ・先行勢有利のレースで逃げ馬が逃げ切りがちの中4角16番手から上がり32.5秒の末脚で3着を確保しました。レース展開が向いていない中でも3着を確保しており着順以上に強い内容でした。現在6戦続けて上がり2位以内の末脚をマークしています。左回りの競馬では掲示板を外していない安定感のある1頭。秋のGⅠに向けて勝利がほしい1頭。
セリフォス 牡5 キャリア14戦
前走安田記念5着。前走はスタートはまずまずだが外枠の影響もありポジションを下げて道中後方3番手を追走する形。直線に入ると外へ出して末脚を伸ばしてくるも前に届かず5着。4歳以降勝ちきれていない点は気がかりですが、マイルGⅠ勝利経験のある1頭であり東京マイルは掲示板を外したことのない安定感のある1頭。
パラレルヴィジョン 牡5 キャリア15戦
前走関屋記念14着。前走はスタートそこそこで道中9番手を追走する形。道中馬群で脚をためるも直線に入ってからは思うように脚を伸ばせず14着。今年に入り2連勝で重賞馬になりました。中山競馬場が得意な馬であり東京競馬場マイルで勝ちきれるかが鍵の1頭。
レッドモンレーヴ 牡5 キャリア15戦
前走安田記念10着。前走はスタートで出遅れて最後方までポジションを下げる形に。道中は後方で脚を溜めて直線に入るも馬場の影響か伸びきれず10着。昨年同レース2着経験があり舞台適性は問題ないと思います。脚質的に後方からの競馬になるためレース展開が鍵になる1頭。
ロジリオン 牡3 キャリア9戦
前走関屋記念4着。前走はスタート少し出遅れるが道中7番手を追走する形。直線に入ってからインをつこうとするも思うように進路が取れず前があいてから末脚を伸ばすも4着と消化不良の内容。古馬対戦で4着が続いており力は着実につけてきている1頭。デビューから掲示板を外しておらず安定感の高い1頭。