アルテミスS
2014年にGⅢへ昇格した阪神JFへの重要なステップレース。キャリアの浅い牝馬重賞ながらも実力馬が好走しやすい1戦。過去10年当日3番人気以内の馬が1頭は馬券に絡んでおり軸馬は上位人気の馬から選ぶのがベターの1戦です。
アルテミスSで注目するべき馬は
カムニャック
クレオズニードル
シホリーン
ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット
マイエレメント
マピュース
ミストレス
上記8頭です。
アルテミスSで注目したい好走条件⑤選
- ①キャリア：2戦以内
- ②前走人気：3番人気以内
- ③前走着順：1着
- ④前走末脚：3位以内
- ⑤新馬戦成績：3着以内
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① キャリア
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、26頭がキャリア2戦以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
カムニャック
クレオズニードル
ザラタン
シホリーン
ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット
マイエレメント
マジカルフェアリー
マピュース
ミストレス
ミリオンローズ
上記11頭です。
一方、キャリア3戦以上で馬券に絡んだ馬は
2014年トーセンラーク（芝1600m戦勝利経験あり）
2015年クロコスミア（芝1800m戦勝利経験あり）
2017年サヤカチャン（芝1600m戦勝利経験あり）
2019年ビッククインバイオ（芝1600m戦勝利経験あり）
上記4頭。
馬券に絡んだ4頭はいずれも芝1600m以上のレースで勝利経験がある馬でした。（0-1-3-15）
今年登録されているキャリア3戦以上の馬は
キョウエイボニータ（芝1600m以上レース勝利経験無し）
上記1頭。
好走条件には該当していません。
好走条件② 前走人気
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、24頭が前走3番人気以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
カムニャック
クレオズニードル
ザラタン
シホリーン
ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット
マイエレメント
マピュース
ミストレス
ミリオンローズ
上記10頭です。
一方、前走4番人気以下で馬券に絡んだ馬は
2014年レッツゴードンキ（前走3着 前走着差0.2秒）
2015年デンコウアンジュ（前走1着）
2015年クロコスミア（前走3着 前走着差0.2秒）
2017年サヤカチャン（前走5着 前走着差0.3秒）
2021年シゲルイワイザケ（前走3着 前走着差0.4秒）
2022年アリスヴェリテ（前走2着 前走着差0.3秒）
上記6頭。
馬券に絡んだ6頭は前走5着以内かつ前走着差0.4秒以内の馬でした。(1-2-3-26）
今年登録されている前走4番人気以下で馬券に絡んだ馬は
キョウエイボニータ（前走3着 前走着差0.0秒）
マジカルフェアリー（前走4着 前走着差0.6秒）
上記2頭。
好走条件に該当しているのは
キョウエイボニータ
上記1頭。
好走条件③ 前走着順
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、23頭が前走1着の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
カムニャック
クレオズニードル
ザラタン
シホリーン
ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット
マイエレメント
マピュース
ミストレス
上記9頭です。
一方、前走2着以下で馬券に絡んだ馬は
2014年レッツゴードンキ（前走GⅢ 前走3着）
2015年クロコスミア（前走GⅢ 前走3着）
2017年サヤカチャン（前走1勝クラス 前走5着）
2019年ビッククインバイオ（前走1勝クラス 前走4着）
2020年テンハッピーローズ（前走1勝クラス 前走2着）
2021年シゲルイワイザケ（前走1勝クラス 前走3着）
2022年アリスヴェリテ（前走OP 前走2着）
上記7頭。
前走2着以下で馬券に絡んだ馬は前走1勝クラス以上に出走かつ前走5着以内の馬でした。（0-2-5-21）
今年登録されている前走2着以下で馬券に絡んだ馬は
キョウエイボニータ（前走1勝クラス 前走3着）
マジカルフェアリー（前走GⅢ 前走4着）
ミリオンローズ（前走OP 前走2着）
上記3頭。
上記3頭は好走条件を満たしています。
好走条件④ 前走末脚
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、28頭が前走末脚3位以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
カムニャック
キョウエイボニータ
クレオズニードル
シホリーン
ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット
マイエレメント
マジカルフェアリー
マピュース
ミストレス
ミリオンローズ
上記11頭です。
好走条件⑤ 新馬戦成績
過去10年で馬券に絡んだ30頭全頭が新馬戦5着以内の馬でした。
今年のレースで該当する馬は
カムニャック
キョウエイボニータ
クレオズニードル
ザラタン
シホリーン
ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット
マイエレメント
マジカルフェアリー
マピュース
ミストレス
ミリオンローズ
上記12頭です。
出走予定馬の内、５つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は
カムニャック
クレオズニードル
シホリーン
ショウナンザナドゥ
ブラウンラチェット
マイエレメント
マピュース
ミストレス
です。
上記8頭について詳しく紹介したいと思います。
カムニャック 牝2 キャリア1戦
前走8/11、2歳新馬中京競馬場芝2000m戦1着。前走はスタートを決めるも先行勢に前を行かせてすんなり外の後方3番手につけて追走する形。3−4コーナーから徐々に進出していき直線に入ると楽な手応えで先頭に立つとそのまま馬也で後続を離していき1着と完勝の内容。スタートから行きたがる様子もなく精神的にも落ち着いている点はプラス。楽な手応えながら上がり33.6秒と優秀でスローからの上がり勝負になりやすい世代戦で通用する脚も魅力的です。
クレオズニードル 牝2 キャリア1戦
前走9/28、2歳新馬中山競馬場芝1600m戦1着。前走はスタートで出遅れると道中9番手を追走する形。4コーナーから大きく外へ膨れて直線末脚を伸ばして1着。前走内容は決して良い内容ではなかったなかでも2着馬に0.3秒差をつけて勝ちきっている点がこの馬の潜在能力の高さを見せています。スタートに課題があり今回初の左回りレースと懸念点の多い1頭。
シホリーン 牝2 キャリア2戦
前走9/29、2歳未勝利中山競馬場芝1600m戦1着。前走はスタートを決めてインの4-5番手を追走する形。道中は馬群でじっと脚をためて直線に入ってから進路が空くと末脚を伸ばして1着。2戦続けて上がり1位をマークしており末脚勝負になりやすい世代戦でもプラスに働くと思います。今回初の左回りに対応できるかが鍵になりそうです。
ショウナンザナドゥ 牝2 キャリア2戦
前走6/22、2歳未勝利京都競馬場芝1600m戦1着。前走はスタートを決めると逃げ馬の後ろにピッタリとつけて道中2番手を先行する形。コーナーで徐々に進出していき直線に入るときには先頭に立ちそのまま後続を突き放して1着。2戦続けて上がり1位をマークしており末脚勝負になりやすい世代戦でもプラスに働くと思います。今回初の左回りかつ関東輸送に対応できるかが鍵になりそうです。
ブラウンラチェット 牝2 キャリア1戦
前走9/16、2歳新馬中山競馬場芝1800m戦1着。前走はスタートを決めて好位3番手を先行する形。3-4コーナーから徐々に進出していき直線に入ると先頭に立ちそのまま押し切って1着。前走は先行勢有利のレースを道中3番手を先行して勝利しているので着順通りの評価まで。今回初の左回りレースに対応できるかが鍵。
マイエレメント 牝2 キャリア1戦
前走8/25、2歳新馬新潟競馬場芝1600m戦1着。前走はスタートまずまずで道中5番手を追走する形。直線に入ると馬場の真ん中に出して直線で末脚を伸ばしていきそのまま1着。前走好位で立ち回り直線でも上がり33.3秒をマークして1着。新潟競馬場の長い直線を経験できている点は大きなプラスに働きそうな1頭です。
マピュース 牝2 キャリア1戦
前走8/24、2歳新馬新潟競馬場芝1600m戦1着。前走はスタートイマイチで道中後方3番手インを追走する形。直線に入ってからもインをじわじわ脚を伸ばしていきゴール前で差し切り1着。前走は4角3番手以内の馬が2-4着を確保している中4角8番手から末脚を伸ばして差し切っての1着と着差以上の内容でした。前走持ちタイムはメンバー内最遅なのでタイム勝負に対応できるかが鍵になりそうです。
ミストレス 牝2 キャリア1戦
前走10/12、2歳新馬新潟競馬場芝1600m戦1着。前走はスタートで頭が上がりそのままの勢いでハナをとり逃げる形に。直線に入ってからも後続の馬が迫ってくると再度末脚を伸ばして1着。前走は減量騎手が騎乗していたこともあり2着馬と4kg斤量差があるなかでの勝利のため高く評価はできない内容。今回定量戦で結果的に斤量増で出走するのは大きなマイナスになる1頭です。
