KBS京都賞ファンタジーS
京都競馬場芝1400mで行われる2歳牝馬限定戦。当日1番人気の馬は(3-3-2-2)とまずまずの成績。直近2年は2桁人気馬が勝利しており穴馬の激走にも注意が必要な1戦です。前走から同じ騎手が騎乗した馬は(7-7-5-44)複勝率30.2%と、騎乗騎手にも注目したい1戦です。
KBS京都賞ファンタジーSで注目するべき馬は
ウォーターエアリー
ウォーターガーベラ
ゴージャス
ロヴィーサ
上記4頭です。
KBS京都賞ファンタジーSで注目したい好走条件⑤選
- ①キャリア:2戦以内
- ②前走着差:1着or0.5秒以内
- ③前走末脚:3位以内
- ④新馬戦成績:3着以内
- ⑤前走4角順位:5番手以内
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① キャリア
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、19頭がキャリア2戦以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
ウォーターエアリー
ウォーターガーベラ
カルプスペルシュ
カワキタマナレア
キャッスルレイク
ゴージャス
タマモティーカップ
ダンツエラン
ハイファイスピード
ラヴェンデル
ロヴィーサ
上記11頭です。
一方、キャリア3戦以上で馬券に絡んだ馬は
2014年クールホタルビ(前走小倉2歳S 7番人気13着)
2014年ウインソワレ(前走2歳未勝利 2番人気1着)
2015年メジェルダ(前走りんどう賞 2番人気2着)
2016年ショーウェイ(前走ききょうS 6番人気8着)
2016年ディアドラ(前走2歳未勝利 1番人気1着)
2017年コーディエライト(前走新潟2歳S 5番人気2着)
2020年ラヴケリー(前走クローバー賞 2番人気2着)
2021年ナムラクレア(前走小倉S4番人気 1着)
2021年ママコチャ(前走2歳未勝利 1番人気1着)
2023年ドナベティ(前走すずらん賞 2番人気1着)
2023年シカゴスティング(前走フェニックス賞 1番人気1着)
上記11頭。
馬券に絡んだ11頭は少なくとも前走1桁人気の馬でした。(1-5-5-35)
また、11頭中9頭は前走連対馬でした。(0-4-5-21)
今年登録されているキャリア3戦以上の馬は
ヴーレヴー(前走3番人気1着)
オイランブチ(前走4番人気1着)
スリールミニョン(前走5番人気1着)
ニシノクードクール(前走1番人気1着)
ベルビースタローン(前走9番人気11着)
モズナナスター(前走4番人気2着)
上記6頭。
上記6頭は最低条件は満たしていますが前走連対経験のある馬は
ヴーレヴー
オイランブチ
スリールミニョン
ニシノクードクール
モズナナスター
上記5頭。
好走条件② 前走着差
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、27頭が前走1着or前走着差0.5秒以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
ウォーターエアリー
ウォーターガーベラ
ヴーレヴー
オイランブチ
カルプスペルシュ
カワキタマナレア
キャッスルレイク
ゴージャス
スリールミニョン
ダンツエラン
ニシノクードクール
ハイファイスピード
モズナナスター
ラヴェンデル
ロヴィーサ
上記15頭です。
一方、前走着差0.6秒以上で馬券に絡んだ馬は
2014年クールホタルビ(前走小倉2歳S 小牧太騎手継続騎乗)
2016年ショーウェイ(前走ききょうS 松若風馬騎手継続騎乗)
2019年クリアサウンド(前走新潟2歳S 松山弘平騎手継続騎乗)
上記3頭。
馬券に絡んだ3頭は前走OPクラス以上に出走かつ前走と同じ騎手が騎乗した馬でした。(1-1-1-8)
今年登録されている前走着差0.6秒以上の馬は
タマモティーカップ(前走小倉2歳S 長岡禎仁騎手継続騎乗予定)
ベルビースタローン(前走小倉2歳S 西村淳也騎手変更騎乗予定)
上記2頭。※10/27時点の想定騎手で作成
好走条件に該当しているのはタマモティーカップ1頭。
好走条件③ 前走末脚
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、24頭が前走末脚3位以内の馬でした。
今年のレースで該当する馬は
ウォーターエアリー
ウォーターガーベラ
ヴーレヴー
オイランブチ
カワキタマナレア
キャッスルレイク
ゴージャス
スリールミニョン
ニシノクードクール
ハイファイスピード
モズナナスター
ロヴィーサ
上記12頭です。
一方、前走末脚4位以下で馬券に絡んだ馬は
2014年クールホタルビ(前走小倉2歳S)
2015年メジェルダ(前走芝1400m)
2016年ショーウェイ(前走芝1400m)
2017年コーディエライト(前走新潟2歳S 芝1600m)
2019年レシステンシア(前走芝1400m)
2022年レッドヒルシューズ(前走芝1600m)
上記6頭。
馬券に絡んだ6頭は前走重賞or前走芝1400m以上レースに出走した馬でした。(2-3-1-29)
今年登録されている前走末脚4位以下の馬は
カルプスペルシュ(前走函館2歳S)
タマモティーカップ(前走小倉2歳S)
ダンツエラン(前走芝1400m)
ベルビースタローン(前走小倉2歳S)
ラヴェンデル(前走芝1400m)
上記5頭。
上記5頭は好走条件に該当しています。
好走条件④ 新馬戦成績
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が新馬戦3着以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
ウォーターエアリー
ウォーターガーベラ
ヴーレヴー
カルプスペルシュ
カワキタマナレア
ゴージャス
スリールミニョン
タマモティーカップ
ダンツエラン
ハイファイスピード
モズナナスター
ラヴェンデル
ロヴィーサ
上記13頭です。
一方、新馬戦4着以下で馬券に絡んだ馬は
2021年ママコチャ(前走1着 前走末脚1位)
上記1頭のみ。
ママコチャは前走1着かつ前走末脚1位の馬でした。(0-0-1-2)また、デビュー時より3戦続けて末脚2位以内をマークし続けていました。(0-0-1-0)
今年登録されている新馬戦4着以下の馬は
オイランブチ(前走1着かつ前走末脚1位 デビューからの末脚非該当)
キャッスルレイク(前走1着かつ前走末脚2位 デビューからの末脚非該当)
ニシニクードクール(前走1着かつ前走末脚1位 デビューからの末脚非該当)
ベルビースタローン(前走11着かつ前走末脚4位以下 デビューからの末脚非該当)
上記4頭。
好走条件に完全一致している馬はいませんでした。
好走条件⑤ 前走4角順位
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、23頭が前走4角5番手以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
ウォーターエアリー
ウォーターガーベラ
オイランブチ
カルプスペルシュ
キャッスルレイク
ゴージャス
スリールミニョン
ダンツエラン
ニシノクードクール
ベルビースタローン
モズナナスター
ラヴェンデル
ロヴィーサ
上記13頭です。
一方、前走4角6番手以下で馬券に絡んだ馬は
2014年ダノングラシアス(前走りんどう賞2着 末脚2位)
2016年ショーウェイ(前走ききょうS8着 末脚4位以下)
2016年ディアドラ(前走2歳未勝利1着 末脚2位)
2020年オパールムーン(前走2歳新馬1着 末脚2位)
2021年ナムラクレア(前走小倉2歳S1着 末脚1位)
2022年ブトンドール(前走函館2歳S1着 末脚2位)
2023年ドナベティ(前走すずらん賞1着 末脚1位)
上記7頭。
馬券に絡んだ7頭中6頭は前走2着以内かつ末脚2位以内の馬でした。(0-5-1-11)
今年登録されている前走4角6番手以下の馬は
ヴーレヴー(前走りんどう賞1着 末脚1位)
カワキタマナレア(前走シンガポールTC賞1着 末脚1位)
タマモティーカップ(前走小倉2歳S9着 末脚4位以下)
ハイファイスピード(前走2歳未勝利1着 末脚1位)
上記4頭。
好走条件に該当するのは
ヴーレヴー
カワキタマナレア
ハイファイスピード
上記3頭。
出走予定馬の内、5つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は
ウォーターエアリー
ウォーターガーベラ
ゴージャス
ロヴィーサ
です。
上記4頭について詳しく紹介したいと思います。
ウォーターエアリー 牝2 キャリア2戦
前走8/25、2歳未勝利札幌競馬場芝1500m戦1着。前走はスタートは出るもブレーキを掛けてポジションを下げて道中後方3番手を追走する形。道中行きたがるところを鞍上が抑えて3-4コーナーからポジションを上げていくと直線で先行勢を差し切って1着。前前走の新馬戦ではスタートで出遅れて後方からの競馬。直線に入ってから左右にぶれながら走っており力を出し切れてない中での2着。2戦続けて上がり最速をマークしており、決め手勝負になると有力の1頭ですが少頭数のレースしか経験しておらず多頭数のレースに対応できるかが鍵になる1頭。
ウォーターガーベラ 牝2 キャリア2戦
前走9/14、2歳未勝利中京競馬場芝1600m戦1着。前走はスタートまずまずで3番手を先行する形。直線に向くと末脚を伸ばしていき1着。前走は4コーナー5番手以内の馬が1-3着を確保しておりレース展開が向いた1戦。減量騎手が騎乗しており斤量的にも1kg恩恵がありました。今回実質1kg増で出走となるのはマイナス。2戦続けて左回りのレースを経験しており右回りのレースへの対応が鍵になりそうな1頭。
ゴージャス 牝2 キャリア1戦
前走9/16、2歳新馬中京競馬場芝1600m戦1着。前走はスタート出遅れて外々の7番手を追走する形。徐々にポジションを上げていき直線に入ると一気に先頭に立ち末脚を伸ばしていきそのまま1着。直線では左に寄れる走り方をしていながらも勝ちきっている点をみると力を出し切れていない中での勝利で評価したい内容。持ちタイム的にはメンバーの中でも最遅のためスピード勝負に対応できるかが鍵になる1頭。
ロヴィーサ 牝2 キャリア1戦
前走10/13、2歳新馬京都競馬場芝1800m戦1着。前走はスタートまずまずで内枠の利を活かしてインの3-4番手を先行する形。道中ロスのない競馬で直線に入ると内ラチ沿いを確保してそのまま末脚を伸ばしていき1着。前走は枠を活かした競馬で完璧な内容での勝利とデビュー初戦ながらも操作性の高さを見せた内容でした。今回2F距離短縮で挑むため道中のペースに対応できるかが鍵になる1頭です。