マイルCS
京都競馬場芝1600mで行われる秋のマイルGⅠ戦。当日1番人気は(2-1-1-6)と不振が続いている1戦。前走2桁着順の馬は(0-0-0-37)と巻き返しは厳しい1戦。京都競馬場で開催されたマイルCSにおいてC.ルメール騎手、川田将雅騎手が勝ちきれていないレース。両騎手が騎乗した馬の成績(過去7年京都競馬場での成績)は(0-2-1-11)。当日上位人気馬に騎乗することの多い両騎手なだけに穴を狙うなら鞍上にも注目して選びたい1戦。
マイルCSで注目するべき馬は
セリフォス
ブレイディヴェーグ
上記2頭です。
マイルCSで注目したい好走条件⑦選
- ①年齢:5歳以下
- ②キャリア:20戦以内
- ③前走人気:3番人気以下
- ④前走着差:1着or前走着差0.5秒以内
- ⑤重賞勝利経験:あり
- ⑥GⅠ最高着順:3着以内
- ⑦前走会場:東京or中山
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① 年齢
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、28頭が5歳以下の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アルナシーム
ウインマーベル
エルトンバローズ
オオバンブルマイ
コムストックロード
シックスペンス
ジュンブロッサム
セリフォス
チャリン
ナミュール
ニホンピロキーフ
バルサムノート
ブレイディヴェーグ
マテンロウスカイ
レイベリング
上記15頭です。
一方、6歳以上で馬券に絡んだ馬は
2014年ダノンシャーク(前年マイルCS3着)
2015年フィエロ(前年マイルCS2着)
上記2頭。
上記2頭は前年同レースで馬券内に好走経験がある馬でした。(1-1-0-6)
また、馬券に絡んだ2頭は同年安田記念でも4着と掲示板を確保していました。(1-1-0-2)
今年登録されている6歳以上の馬は
ソウルラッシュ(前年マイルCS2着)
タイムトゥヘヴン(前年マイルCS未出走)
フィアスプライド(前年マイルCS未出走)
上記3頭。
好走条件に該当するのはソウルラッシュ1頭。
ソウルラッシュは同年安田記念3着と掲示板確保にも該当しています。
好走条件② キャリア
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭がキャリア20戦以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
エルトンバローズ
オオバンブルマイ
シックスペンス
ジュンブロッサム
セリフォス
チャリン
ナミュール
ニホンピロキーフ
バルサムノート
フィアスプライド
ブレイディヴェーグ
マテンロウスカイ
レイベリング
上記13頭です。
一方、キャリア21戦以上で馬券に絡んだ馬は
2014年ダノンシャーク(同年重賞最高着順2着 京都競馬場勝利経験あり)
上記1頭のみ。
ダノンシャークは同年重賞で連対経験があり開催場所勝利経験がある馬でした。(1-0-0-27)
今年登録されているキャリア21戦以上の馬は
アルナシーム(同年重賞最高着順1着 京都競馬場勝利経験あり)
ウインマーベル(同年重賞最高着順1着 京都競馬場勝利経験なし)
コムストックロード(同年重賞最高着順3着 京都競馬場勝利経験なし)
ソウルラッシュ(同年重賞最高着順1着 京都競馬場勝利経験あり)
タイムトゥヘヴン(同年重賞最高着順2着 京都競馬場勝利経験なし)
上記5頭。
好走条件に該当する馬は
アルナシーム
ソウルラッシュ
上記2頭。
好走条件③ 前走人気
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、23頭が前走3番人気以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
シックスペンス
セリフォス
ソウルラッシュ
チャリン
ニホンピロキーフ
ブレイディヴェーグ
上記6頭です。
一方、前走4番人気以下で馬券に絡んだ馬は
2015年イスラボニータ(前走天皇賞秋3着 前走距離芝2000m)
2016年イスラボニータ(前走富士S2着 前走距離芝1600m)
2016年ネオリアリズム(前走札幌記念1着 前走距離芝2000m)
2018年ペルシアンナイト(前走富士S5着 前走距離芝1600m)
2018年アルアイン(前走天皇賞秋4着 前走距離芝2000m)
2019年ペルシアンナイト(前走毎日王冠4着 前走距離芝1800m)
2022年ダノンザキッド(前走毎日王冠3着 前走距離芝1800m)
上記7頭。
馬券に絡んだ7頭は前走芝1600m以上の重賞5着以内の馬でした。(0-3-4-30)
今年登録されている前走4番人気以下の馬は
アルナシーム(前走富士S6着 前走距離芝1600m)
ウインマーベル(前走スプリンターズS5着 前走距離芝1200m)
エルトンバローズ(前走毎日王冠3着 前走距離芝1800m)
オオバンブルマイ(前走スプリンターズS11着 前走距離芝1200m)
コムストックロード(前走富士S6着 前走距離芝1600m)
ジュンブロッサム(前走富士S1着 前走距離芝1600m)
タイムトゥヘヴン(前走富士S15着 前走距離芝1600m)
ナミュール(前走安田記念2着 前走距離芝1600m)
バルサムノート(前走富士S5着 前走距離芝1600m)
フィアスプライド(前走アイルランド府中牝馬4着 前走距離芝1800m)
マテンロウスカイ(前走天皇賞秋5着 前走距離芝2000m)
レイベリング(前走信越S1着 前走距離芝1400m)
上記12頭。
好走条件に該当する馬は
エルトンバローズ
ジュンブロッサム
ニホンピロキーフ
バルサムノート
フィアスプライド
マテンロウスカイ
上記6頭。
好走条件④ 前走着差
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が前走1着or前走着差0.5秒以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アルナシーム
ウインマーベル
エルトンバローズ
コムストックロード
シックスペンス
ジュンブロッサム
セリフォス
ソウルラッシュ
チャリン
ナミュール
ニホンピロキーフ
バルサムノート
フィアスプライド
ブレイディヴェーグ
マテンロウスカイ
レイベリング
上記16頭です。
一方、前走着差0.6秒以上で馬券に絡んだ馬は
2017年ペルシアンナイト(同年重賞勝利経験あり 上がり33秒台での勝利経験あり)
上記1頭。
ペルシアンナイトはGⅠ連対経験があり、同年重賞勝利経験がある馬でした。(1-0-0-22)
今年登録されている前走着差0.6秒以上の馬は
オオバンブルマイ(同年重賞勝利経験なし 上がり33秒台での勝利経験あり)
タイムトゥヘヴン(同年重賞勝利経験なし 上がり33秒台での勝利経験あり)
上記2頭。
好走条件に該当した馬はいません。
好走条件⑤ 重賞勝利経験
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、28頭が重賞勝利経験がある馬でした。更に勝ち馬に関して10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アルナシーム
ウインマーベル
エルトンバローズ
オオバンブルマイ
シックスペンス
ジュンブロッサム
セリフォス
ソウルラッシュ
タイムトゥヘヴン
チャリン
ナミュール
フィアスプライド
ブレイディヴェーグ
マテンロウスカイ
上記14頭です。
一方、重賞勝利経験がなく馬券に絡んだ馬は
2014年フィエロ(京都競馬場成績(1-2-1-0))
2015年フィエロ(京都競馬場成績(1-4-2-0))
上記2頭。
馬券に絡んだのはフィエロのみ。フィエロは京都競馬場では複勝率100%の馬でした。重賞勝利経験がない馬はコース適性が最低条件となります。
今年登録されている重賞勝利経験がない馬は
コムストックロード(京都競馬場成績(0-0-0-2))
ニホンピロキーフ(京都競馬場成績(1-1-1-2))
バルサムノート(京都競馬場成績(1-0-0-0))
レイベリング(京都競馬場初出走)
上記4頭。
好走条件に該当しているのはバルサムノート1頭。
好走条件⑥ GⅠ最高着順
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、24頭がGⅠ3着以内経験がある馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
ウインマーベル
オオバンブルマイ
セリフォス
ソウルラッシュ
チャリン
ナミュール
フィアスプライド
ブレイディヴェーグ
レイベリング
上記9頭です。
好走条件⑦ 前走会場
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、25頭が前走東京・中山競馬場のレースに出走した馬でした。
今年のレースで該当する馬は
アルナシーム
ウインマーベル
エルトンバローズ
オオバンブルマイ
コムストックロード
シックスペンス
ジュンブロッサム
セリフォス
ソウルラッシュ
タイムトゥヘヴン
ナミュール
バルサムノート
フィアスプライド
ブレイディヴェーグ
マテンロウスカイ
上記15頭です。
一方、前走東京・中山競馬場以外に出走した馬で馬券に絡んだ馬は
2014年フィエロ(前走京都競馬場レース出走)
2015年フィエロ(前走京都競馬場レース出走)
2016年ネオリアリズム(前走札幌競馬場レース出走)
2017年サングレーザー(前走京都競馬場レース出走)
2020年アドマイヤマーズ(前走京都競馬場レース出走)
馬券に絡んだ5頭中4頭が前走京都競馬場レースに出走した馬でした。(0-2-2-29)
今年登録されている前走東京・中山競馬場以外のレースに出走した馬は
チャリン(前走海外)
ニホンピロキーフ(前走京都競馬場)
レイベリング(前走新潟競馬場)
上記3頭。
好走条件に該当しているのはニホンピロキーフ1頭のみ。
過去10年前走海外レース出走馬は出走しておらずチャリンは参考外。
出走予定馬の内、5つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は
セリフォス
ブレイディヴェーグ
です。
上記2頭について詳しく紹介したいと思います。
セリフォス 牡5 キャリア15戦
前走富士S4着。前走はスタートまずまずでしたがすぐに顔を上げて鞍上が手綱を抑えてなんとか落ち着かせて、道中10番手を追走する形。直線に入り外へ出すのにも手間取り進路を確保したのは残り200mで見直し可能な内容。能力はGⅠでも通用する力がありますがテンションが上がりやすく当日の状態を確認すべき必要があります。
ブレイディヴェーグ 牝4 キャリア6戦
前走アイルランド府中牝馬1着。前走は約1年ぶりの1戦でしたが、スタートそこそこで道中10番手を追走する形。直線に入ると外へ出して馬場の真ん中を末脚伸ばして1着。長期休養明けの不安をはねのけて上がり最速の末脚で1着と問題のないところを見せつけました。デビューして初めてのマイル戦、追走力には不安を残しますが末脚は一級品。デビュー6戦(4-2-0-0)と連対率100%の安定感が高い1頭。