スワンS
マイルCSのステップレースで波乱が目立つ1戦。2年続けて当日1-3番人気の馬が馬券外に飛んでおり波乱決着が続いています。過去10年で岩田康誠騎手が(2-1-4-1)と複勝率87.5%と大活躍の内容。当日人気薄でも岩田康成騎手が騎乗している馬は要注意です。
スワンSで注目するべき馬は
キングエルメス
ノーブルロジャー
上記2頭です。
スワンSで注目したい好走条件⑤選
- ①年齢:6歳以下
- ②前走人気:1桁人気
- ③前走着順:1桁着順
- ④前走馬体重:470kg以上
- ⑤重賞最高成績:4着以内
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① 年齢
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が6歳以下の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アグリ
オフトレイル
カルロヴェローチェ
キングエルメス
クランフォード
サーマルウインド
ジョウショーホープ
シングザットソング
スズハローム
セルバーグ
ダノンスコーピオン
ダノンマッキンリー
トランキリテ
ノーブルロジャー
バースクライ
ピンハイ
マテンロウオリオン
上記17頭です。
一方、7歳以上で馬券に絡んだ馬は
2022年ダイアトニック
1頭のみ。
ダイアトニックは2019年京都競馬場で開催された同レース勝利経験がある馬でした。(2022年は阪神競馬場開催)また、芝1400m成績(6-1-1-0)と馬券外を外しておらず重賞2勝しているほどの1400m戦功者でした。
今年登録している7歳以上の馬は
ウインカーネリアン(スワンS出走経験無し 芝1400m戦未出走)
トゥラヴェスーラ(2022年スワンS4着 芝1400m戦(0-2-0-3))
上記2頭。
好走条件に該当している馬はいません。
好走条件② 前走人気
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、28頭が前走1桁人気の馬でした。更に勝馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アグリ
ウインカーネリアン
オフトレイル
カルロヴェローチェ
キングエルメス
クランフォード
サーマルウインド
シングザットソング
スズハローム
セルバーグ
ダノンマッキンリー
トランキリテ
ノーブルロジャー
バースクライ
ピンハイ
上記15頭です。
一方、前走2桁人気で馬券に絡んだ馬は
2016年サトノルパン(前走スプリンターズS 京都競馬場芝レース勝利経験あり)
2022年ダイアトニック(前走スプリンターズS 阪神競馬場芝レース勝利経験あり)
上記2頭。
前走2桁人気で馬券に絡んだ2頭はいずれも前走GⅠかつ開催場所での勝利経験がある馬でした。(1-1-0-13)※2022年は阪神競馬場開催
今年登録されている前走2桁人気の馬は
ジョウショーホープ(前走産経賞セントウルS 京都競馬場芝レース勝利経験あり)
ダノンスコーピオン(前走スプリンターズS 京都競馬場芝レース勝利経験無し)
トゥラヴェスーラ(前走産経賞セントウルS 京都競馬場芝レース勝利経験あり)
マテンロウオリオン(前走キーンランドC 京都競馬場芝レース勝利経験なし)
上記4頭。
好走条件に該当している馬はいませんでした。
好走条件③ 前走着順
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、27頭が前走1桁着順の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
キングエルメス
クランフォード
シングザットソング
スズハローム
セルバーグ
ダノンマッキンリー
トゥラヴェスーラ
トランキリテ
ノーブルロジャー
ピンハイ
上記10頭です。
一方、前走2桁着順で馬券に絡んだ馬は
2014年ミッキーアイル(前走安田記念 GⅠ最高着順1着)
2021年サウンドキアラ(前走ヴィクトリアマイル GⅠ最高着順2着)
2023年ロータスランド(前走関屋記念 GⅠ最高着順2着)
上記3頭。
前走2桁着順で馬券に絡んだ馬は前走重賞レース出走かつGⅠレースで連対経験がある馬でした。(1-1-1-9)
今年登録されている前走2桁着順の馬は
アグリ(前走CBC賞 GⅠ最高着順5着)
ウインカーネリアン(前走安田記念 GⅠ最高着順4着)
オフトレイル(前走毎日王冠 GⅠ未出走)
カルロヴェローチェ(前走青函S GⅠ最高着順5着)
サーマルウインド(前走TV西日本北九州記念 GⅠ未出走)
ジョウショーホープ(前走産経賞セントウルS GⅠ未出走)
ソーダズリング(前走高松宮記念 GⅠ最高着順4着)
ダノンスコーピオン(前走スプリンターズS GⅠ最高着順3着)
バースクライ(前走CBC賞 GⅠ未出走)
マテンロウオリオン(前走キーンランドC GⅠ最高着順3着)
上記10頭。
好走条件に該当する馬はいませんでした。
好走条件④ 前走馬体重
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、24頭が前走馬体重470kg以上の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アグリ
ウインカーネリアン
カルロヴェローチェ
キングエルメス
サーマルウインド
ジョウショーホープ
ダノンスコーピオン
トゥラヴェスーラ
トランキリテ
ノーブルロジャー
バースクライ
マテンロウオリオン
上記12頭です。
一方、前走馬体重470kg未満で馬券に絡んだ馬は
2016年サトノルパン(重賞勝利経験あり)
2018年ロードクエスト(重賞勝利経験あり)
2019年マイスタイル(重賞勝利経験あり)
2021年サウンドキアラ(重賞勝利経験あり)
2022年ララクリスティーヌ(重賞勝利経験なし)
2023年ララクリスティーヌ(重賞勝利経験あり)
上記6頭。
馬券に絡んだ6頭中5頭は重賞勝利経験がある馬でした。(1-3-1-15)
2022年に馬券に絡んだララクリスティーヌは芝1400m戦(3-2-0-2)連対率71.4%でした。
重賞勝利経験がない馬は距離適性が重要となります。
今年登録されている前走馬体重470kg未満の馬は
オフトレイル(重賞勝利経験あり)
クランフォード(重賞勝利経験なし 芝1400m戦(4-1-0-0)連対率100%)
シングザットソング(重賞勝利経験あり)
スズハローム(重賞勝利経験なし 芝1400m戦(3-0-1-1)連対率80%)
セルバーグ(重賞勝利経験あり)
ダノンマッキンリー(重賞勝利経験あり)
ピンハイ(重賞勝利経験なし 芝1400m戦(1-0-0-0)勝率100%)
上記7頭。
7頭全頭好走条件に該当していました。
好走条件⑤ 重賞最高成績
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、26頭が重賞レース最高着順4着以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
アグリ
ウインカーネリアン
オフトレイル
カルロヴェローチェ
キングエルメス
ジョウショーホープ
シングザットソング
スズハローム
セルバーグ
ダノンスコーピオン
ダノンマッキンリー
トゥラヴェスーラ
ノーブルロジャー
バースクライ
ピンハイ
マテンロウオリオン
上記16頭です。
一方、重賞レース5着以下で馬券に絡んだ馬は
2014年サンライズメジャー(2走前米子S1着)
2016年エイシンスパルタン(2走前春雷S1着)
2022年ララクリスティーヌ(前走朱鷺S2着)
2022年ルプリュフォール(前走朱鷺S1着)
上記4頭。
上記4頭は直近2走OPクラスで連対経験がある馬でした。(0-2-2-4)
今年登録されている重賞レース5着以下の馬は
クランフォード(非該当)
サーマルウインド(2走前春雷S2着)
トランキリテ(非該当)
上記3頭。
好走条件に該当するのは
サーマルウインド
上記1頭のみ。
出走予定馬の内、5つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は
キングエルメス
ノーブルロジャー
です。
上記2頭について詳しく紹介したいと思います。
キングエルメス 牡5 キャリア11戦
前走2023年読売マイラーズC7着。前走はスタートまずまずで道中5-6番手を追走する形。3-4コーナーから徐々に進出していき直線に入ると末脚を伸ばしていくが一瞬失速し再度末脚を伸ばそうとするも、前を走っていた馬が斜行したため進路がなくなり最後はブレーキをかける形での7着。進路を塞がれなければ上位の着順を確保するだけの力は見せた内容でした。今回は怪我復帰明けの初戦となり、1年半ぶりの実戦になります。長期休養明けでいきなりの重賞挑戦となるのは大きなマイナスですが、2歳時には京王杯2歳S1着と重賞勝利経験があり距離適性は高そうな1頭です。
ノーブルロジャー 牡3 キャリア6戦
前走ポートアイランドS6着。前走はスタートを決めて一旦はハナに立つも先行争いが激しくなり結果的に控えて3番手インを先行する形に。直線に入ると逃げ馬が失速してくることで進路もなく思うように末脚を伸ばせずの6着なので見直しは可能な内容。2走前は1着馬には離されたが2-3着と着差のない4着と力を見せ続けています。直近3走馬券に絡んでいませんが京都競馬場では2戦して(1-0-0-1)と馬券外は2走前の4着とコース適性も高そうな1頭です。