エリザベス女王杯
京都競馬場芝2200m戦で行われる牝馬限定GⅠ。過去10年当日1番人気の馬は（2-2-2-4）と苦戦傾向の1戦。注目したいのは、M.デムーロ騎手が（2-1-3-2）と過去10年で6回馬券に絡んでおり得意騎手が好走しやすい1戦。また、短期免許を獲得して来日している海外騎手が（3-1-0-13）と勝率はトップ。海外騎手は人気になりやすいが逆らうと痛い目を見るレースです。
エリザベス女王杯で注目するべき馬は
コンクシェル
モリアーナ
レガレイラ
上記3頭です。
エリザベス女王杯で注目したい好走条件⑦選
- ①前走クラス：国内GⅠorGⅡ
- ②前走人気：1桁人気
- ③前走着順：1桁着順
- ④前走着差：１着or前走1.0秒以内
- ⑤前走距離：芝2200m以下
- ⑥重賞最高着順：2着以内
- ⑦非根幹距離成績：勝利経験あり
好走条件の選択基準は、過去10年間の勝利馬に共通する点を探し出すことを軸としています。
具体的には、過去レースにおいて勝利馬の8割以上が該当する条件を重点的に取り上げています。
つまり、過去10年の勝利馬に広く共通するデータを見出し、それらを軸に情報を提供しているのが特徴です。
好走条件① 前走クラス
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が前走国内GⅠorGⅡレースに出走した馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
コスタボニータ
コンクシェル
サリエラ
シンティレーション
ハーパー
モリアーナ
ライラック
ルージュリナージュ
レガレイラ
上記9頭です。
一方、前走国内GⅠorGⅡ以外に出走して馬券に絡んだ馬は
2021年クラヴェル（前走新潟記念3着）
上記1頭。
クラヴェルは前走GⅢで3着に好走していました。（0-0-1-3）
今年登録されている前走国内GⅠorGⅡ以外に出走した馬は
エリカヴィータ（前走新潟牝馬S6着）
キミノナハマリア（前走新潟牝馬S3着）
ゴールドエクリプス（前走マーメイドS16着）
シランケド（前走猪苗代特別1着）
シンリョクカ（前走新潟記念1着）
スタニングローズ（前走クイーンS6着）
ピースオブザライフ（トルマリンS1着）
フェアエールング（STV賞1着）
ホールネス（前走新潟牝馬S1着）
ラヴェル（前走オクトーバーS6着）
上記10頭。
好走条件に該当しているのはシンリョクカ1頭のみ。
好走条件② 前走人気
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が前走1桁人気の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
エリカヴィータ
キミノナハマリア
コスタボニータ
コンクシェル
ゴールドエクリプス
サリエラ
シランケド
シンリョクカ
スタニングローズ
ハーパー
ピースオブザライフ
フェアエールング
ホールネス
モリアーナ
ライラック
ラヴェル
レガレイラ
上記17頭です。
一方、前走2桁人気で馬券に絡んだ馬は
2021年アカイイト（前走アイルランド府中牝馬S7着 前走末脚3位）
上記1頭。
アカイイトは前走GⅡレースに出走かつ末脚3位以内の馬でした。（1-0-0-3）
今年登録されている前走2桁人気の馬は
シンティレーション（前走アイルランド府中牝馬S2着 前走末脚1位）
ルージュリナージュ（前走アイルランド府中牝馬S5着 前走末脚2位）
上記2頭。
今年登録されている2頭は好走条件に該当しています。
好走条件③ 前走着順
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が前走1桁着順の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
エリカヴィータ
キミノナハマリア
コンクシェル
シランケド
シンティレーション
シンリョクカ
スタニングローズ
ピースオブザライフ
フェアエールング
ホールネス
モリアーナ
ラヴェル
レガレイラ
上記13頭です。
一方、前走2桁着順で馬券に絡んだ馬は
2022年ライラック（前走秋華賞）
上記1頭。
ライラックは前走GⅠレースに出走した馬でした。（0-1-0-4）
今年登録されている前走2桁着順の馬は
コスタボニータ（前走アイルランド府中牝馬S）
ゴールドエクリプス（前走マーメイドS）
サリエラ（前走産経賞オールカマー）
ハーパー（前走アイルランド府中牝馬S）
ライラック（前走アイルランド府中牝馬S）
ルージュリナージュ（前走アイルランド府中牝馬S）
上記6頭。
今年登録されている馬で好走条件に該当する馬はいません。
好走条件④ 前走着差
過去10年で馬券に絡んだ30頭全頭が前走1着or前走着差1.0秒以内の馬でした。
今年のレースで該当する馬は
エリカヴィータ
キミノナハマリア
コスタボニータ
コンクシェル
シランケド
シンティレーション
シンリョクカ
スタニングローズ
ピースオブザライフ
フェアエールング
ホールネス
モリアーナ
ライラック
ラヴェル
ルージュリナージュ
レガレイラ
上記16頭です。
好走条件⑤ 前走距離
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、29頭が前走芝2200m以下のレースに出走した馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭全頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
エリカヴィータ
コスタボニータ
コンクシェル
ゴールドエクリプス
サリエラ
シランケド
シンティレーション
シンリョクカ
スタニングローズ
ハーパー
ピースオブザライフ
フェアエールング
ホールネス
モリアーナ
ライラック
ラヴェル
ルージュリナージュ
レガレイラ
上記18頭です。
一方、前走から距離短縮で馬券に絡んだ馬は
2019年ラヴズオンリーユー（前走優駿牝馬1着）
上記1頭。
ラヴズオンリーユーは前走優駿牝馬1着のGⅠ馬でした。（0-1-0-1）
今年登録されている前走から距離短縮で出走する馬は
キミノナハマリア（GⅠ最高着順18着）
上記1頭。
好走条件に該当している馬はいません。
好走条件⑥ 重賞最高着順
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、27頭が重賞最高着順2着以内の馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
エリカヴィータ
コスタボニータ
コンクシェル
サリエラ
シンリョクカ
スタニングローズ
ハーパー
モリアーナ
ライラック
ラヴェル
レガレイラ
上記11頭です。
一方、重賞最高着順3着以下で馬券に絡んだ馬は
2021年アカイイト（前走アイルランド府中牝馬S 前走着差0.5秒）
2021年ステラリア（前走秋華賞 前走着差0.5秒）
2021年クラヴェル（前走新潟記念 前走着差0.1秒）
上記3頭。
上記3頭はいずれも前走重賞で0.5秒差以内の馬でした。（1-1-1-4）
今年登録されている重賞最高着順3着以下の馬は
キミノナハマリア（前走札幌日経OP 前走着差0.4秒）
ゴールドエクリプス（前走マーメイドS 前走着差2.8秒）
シランケド（前走猪苗代特別1着）
シンティレーション（前走アイルランド府中牝馬S 前走着差0.2秒）
ピースオブザライフ（前走トルマリンS1着）
フェアエールング（前走STV賞1着）
ホールネス（前走新潟牝馬S1着）
ルージュリナージュ（前走アイルランド府中牝馬S 前走着差0.5秒）
上記8頭。
好走条件に該当するのは
シンティレーション
ルージュリナージュ
上記2頭。
好走条件⑦ 非根幹距離成績
過去10年で馬券に絡んだ30頭中、24頭が非根幹距離勝利経験がある馬でした。更に勝ち馬に関しては10頭中9頭が該当していました。
今年のレースで該当する馬は
キミノナハマリア
コスタボニータ
コンクシェル
ゴールドエクリプス
サリエラ
シランケド
シンティレーション
スタニングローズ
フェアエールング
ホールネス
モリアーナ
ライラック
ラヴェル
ルージュリナージュ
レガレイラ
上記15頭です。
一方、非根幹距離レース勝利経験がなく馬券に絡んだ馬は
2016年ミッキークイーン（GⅠ最高着順1着）
2017年ミッキークイーン（GⅠ最高着順1着）
2019年ラッキーライラック（GⅠ最高着順1着）
2019年ラヴズオンリーユー（GⅠ最高着順1着）
2020年ラヴズオンリーユー（GⅠ最高着順1着）
2023年ハーパー（GⅠ最高着順2着）
上記6頭。
馬券に絡んだ6頭中ミッキークイーン、ラヴズオンリーユーの2頭はリピーターでもありましたがいずれもGⅠ連対経験がある馬でした。（1-0-5-6）
今年登録されている非根幹距離レース勝利経験がない馬は
エリカヴィータ（GⅠ最高着順9着）
シンリョクカ（GⅠ最高着順2着）
ハーパー（GⅠ最高着順2着）
ピースオブザライフ（GⅠ初出走）
上記4頭。
好走条件に該当しているのは
シンリョクカ
ハーパー
上記2頭。
出走予定馬の内、５つの好走条件を全て満たしている馬
該当する馬は
コンクシェル
モリアーナ
レガレイラ
です。
上記3頭について詳しく紹介したいと思います。
コンクシェル 牝4キャリア19戦
前走アイルランド府中牝馬S9着。前走はスタートを決めてハナをとりきりそのまま逃げの形に。直線に入ってから残り200mまでは先頭でしたが差し・追込勢に抜かれて9着。成績は安定しませんがコーナリングが上手く持続力勝負になると侮れない1頭。
モリアーナ 牝4 キャリア13戦
前走アイルランド府中牝馬S8着。前走はスタート出るも道中インの後方3-4番手を追走する形。直線に入るとインに進路を取ろうとするも進路を塞がれてしまい思うように伸びきれず8着。結果的に外差し馬場となりましたが後方待機していた割には見せ場がないレースでした。近走は馬券に絡んでいませんが着差は1.0秒未満が続いており展開次第で好走の可能性が高い1頭。
レガレイラ 牝3 キャリア6戦
前走関西TVローズS5着。前走はスタート後出足がいまいちで最後方からの競馬に。直線に入って外へ出して末脚を伸ばしてくるが5着。前走は4角6番手以内の馬が1-4着だったことを考えると15番手から追い込んでの5着は力を見せた内容。道中最後方からの競馬になるため前残りのレースでは差し届かない不安点がある1頭ですが、デビューして6戦上がり最速をマークし続けており末脚勝負なら上位の1頭。
